CAPMとは、システマティック・リスクと資産の期待リターンの関係を定義する金融モデルです。バリュエーションでは、CAPMで株主資本コスト — 株式の市場リスク(ベータ)を踏まえて株式投資家が要求するリターン — を算出します。
リスクフリーレート4.5%(米10年国債)、市場リスクプレミアム5.5%、ベータ1.2のとき、CAPMによる株主資本コストは4.5% + 1.2 × 5.5% = 11.1%。これがバリュエーションのWACCの株式コンポーネントになります。
CAPMは株式の要求リターンを理論的に基礎づけ、体系的に推計する手法です。これがなければ、DCFバリュエーションで使う割引率は恣意的になります。CAPMはリスクとリターンを定量的に結びつけます。
MiniValuatorはバリュエーションエンジンでCAPMを使用しません。リスクフリーレート、ベータ、株式リスクプレミアムから株主資本コストを導いてWACCにまとめるのではなく、デフォルト10%で直接編集できる単一の割引率を適用します。リスクフリーレートや市場リスクプレミアムの入力欄はありません。CAPMはバリュエーションの中核概念として掲載しており、MiniValuatorの手順ではありません。
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